実践的な学びを通じて、地域が直面する多様な課題を解決し、
持続可能な地域づくりを索引する人材を育成
人口減少など地域が直面する課題解決には、地域リーダーはもとより、地域価値を向上させる地域デザインを担うクリエイティブな人材やデジタル人材、円滑かつ効果的な地域づくり活動を実践するためのマネージャー、コーディネーター、ファシリテーターなど、様々な役割を担う人材が求められます。
地域イノベーションコースでは、地域が直面する多様な課題を実地研修を通じて学び、地域のイノベーションを牽引する人材の育成を目指し、実践の場で活躍する講師陣から学びを深め、人と地域環境に働きかける力を養うことで、共創社会の実現に向けたコーディネートカと課題解決能力を高めます。
コース配属は3年次になりますが、1・2年次の演習科目で地域(ローカル)とグローバルの両方の視点で課題解決に向けて学びます。
2年次までに学生自身が取り組む課題・発見を明確にしてコース選択にミスマッチのないようにします。
Features
地域の企業・自治体・金融機関等の全面支援による経営・社会実践教育
地域共創プロジェクトによる実践を通じた学び
「地域共創プロジェクト」では、育成と実践の場に参加し実践から学び、実践経験を積めるところに特徴があります。
地域の実務者や社会人と共に課題解決の場に参加し、課題を調査・分析した上で、解決策を企画し、地域のフィールドで実際に実践します。
現場での実践を通じて、地域住民や関係者と連携し、プロジェクトを進行させます。
その成果を評価・検証することで、計画の有効性を確認し、課題解決のプロセスをさらに深めます。
さらに、地域事業者の本業による地域課題解決に向けた取粗や金融機関・自治体の伴走支援を学ぶことができる「未来創造塾」、
都市圏企業が地域の事業者と一緒に課題解決に取り組む「ことこらぼ」などを実施し、
企業が持つグローカル(グローバル+ローカル)な知識・スキル、地域事業者の地域課題解決がコラボする共創の場を学ぶことができます。
これらの学びを通じて、地域の持続可能な発展に貢献できる実践力と応用力を身につけ、
地域課題に取り組む次世代のイノベーターとして成長することを目指します。
文学部
森宗 楓矢さん
私はフィールドワークの実習で佐賀県鹿島市を訪問し、市を代表する地域活性化イベントである 「ガタリンピック」に携わってきた方々にインタビューを行いました。 発足当初からのメンバーは、当時の地域の状況に危機感を覚え、 市内の各団体に呼びかけて自分たちで手作りのイベントを立ち上げたとのことで、 全国から注目を集めるまでになり、市の知名度を格段に高めました。 地域活性化に取り組む方々の情熱と成功に導くための知恵に感銘を受けました。 またデータサイエンス系の授業では地理情報システム(GIS)の技法を修得し、 地域の実態を多角的に分析できるようになりました。 幅広く専門的な講義に加えて、実践的な実習により、社会の様々な課題を具体的に検討できるのが魅力です。 こうした経験を活かして、将来は社会や地域に貢献できる人材になりたいと思います。
気象予報士・やつしろ未来創造塾2期生
早田 蛍さん
地域の気象予報士かつ防災士の私が着目した身近な地域課題は、「子育て」と「防災」。 自身も子育て世代である中で、子育てしやすいまちづくりを目指して私が行っている取り組みについてご紹介します。
吉永製パン所・あまくさ未来創造スクール1期生
右山 秀幸さん
人口減少が著しい牛深地域の現状と、そんな地域のパン屋の現状と、取り組んでいる地方創生のリアルをお伝えします。 皆さんと対話できることを楽しみにしています!
田辺市役所・熊本大学客員准教授
鍋屋 安則さん
公務員と大学教員の二つの立場で新たな働き方を実践しています。 地域課題解決の現場で得た学びをお伝えします。
八代市役所・熊本大学政策研究員
岩田 憲一郎さん
人口減少によって引き起こされる様々な地域課題に対して、ローカルイノベーターと呼ばれる地域事業者がどのように取り組み、 解決しているのか、国の動向や各地の事例を交えながらご紹介します。